本学院は、職業能力開発促進法に基づき、和歌山県が設置している職業能力開発施設です。本学院内には軽度の知的障害のある方を対象とした1年課程の総合実務科があります。主な訓練は販売訓練やパソコン訓練です。さらに学院内や一般企業での実習をとおし、挨拶や職場での決まりや仕事のしかたなどの基本を学び、一般就労へ結び付けていきます。

本校の学校教育目標は、「確かな学力をつける」「健康な心と体をつくる」「豊かな人間関係をきずく」「主体的に生きる力をはぐ くむ」です。この4目標を柱とし、関係機関、地域、保護者の皆様 のご協力をいただきながら子どもたち一人一人が持つ限りない可能性を見いだし、伸ばしていきたいと考えています。

本校は和歌山大学教育学部の附属校として知的障がいのある児童生徒に小学部、中学部、高等部の12年間にわたる一貫教育を行うとともに、この教育を支えるための実践的な「知」を求めて研究・実践を積み重ねています。教員養成や地元の特別支援教育への貢献を目指し、日々取り組んでいます。

視覚に障害のある幼児・児童・生徒が、個々の教育的ニーズに応じた方法で学習しています。卒業後の自立・社会参加を目ざし、３歳から６０歳前後の生徒が普通教育や職業教育等を受けています。また、視覚障害だけでなく他の障害を併せもつ子どもたちも学んでいます。